vagabonding honeymoon から Down to Earth へ
2015年春から２年間、夫婦で旅してきました。
訪れたのは24ヶ国。ゆっくり行ったり来たり。
オーガニック農家でお手伝いをしたり、
巡礼の道を一ヶ月以上歩いたり。
新しい出会いの連続、たまに旧友との再会。
やけに美味しいストリートフード。
地元のおじちゃんたちが集まるチャイハナ。
昔ながらの街、集落。土や石、藁の家。
今も残る手仕事。うつわや布を生み出す職人さん。
くだらない話で笑ったり、深刻な話に沈黙したり。
時には、言語も国境も越えて通じる気持ち。
振り返ってみると、２年という時間は、あっという間で、夢だったのかと思える程。
そんな２年間を終えて、これからの旅。
車で日本を周りながら、自分たちのルーツを訪ねる旅。
そして、住処を探す旅。
不安や窮屈な部分もあるけれど、
やっぱり日本という国が自分たちの住みたい場所。
まだまだ知らない日本という国を、訪ねようと思います。
さの
＝2015~2017 vagabonding honeymoon 世界の暮らしを巡る旅＝
tramp (放浪の) track (足跡)とは
世界の暮らしを巡る、夫婦の日記です。
これからどうやって生きていくの？
誰しもが問いかけるんじゃないかな、自分に。
そのヒントとなる “衣・食・住”、音楽、政治、経済、、
とくに震災後、その問いは私たちの中で大きくなりました。
知らない世界では、
どんなふうにその知恵を、両親(先祖)から受け継いで、
どんなふうにその技術を、暮らしに織り込んでいるんだろう。
それを知りたい。それに触れたい。
旅が好き。それは私たち夫婦の大きな共通点。
2015年春からぐるぐるっと２年間。
旅という形をとるけれど、
双六のように、いくつもの場所を駆け抜けるのではなく、
そこに住む人びとのリズムや空気に溶け込めるように、
ひとつひとつの場所に留まろうと思います。
さの