旅にまつわる音楽|旅に出たくなる曲、旅先で聴きたい曲
旅には音楽が欠かせない。
日常のなかで聴いて、いつかのあの場所を思い出す一曲。
旅立ち前に聴いて、これからの旅に想いを馳せる一曲。
旅先で夕日を見ながら聴いて、センチメンタルになる一曲。
どこかの国のバスに揺られながら聴いて、未知にワクワクする一曲。
人それぞれお気に入りの曲があるはず。
僕たちのお気に入りの曲たちを集めました。
Trippin’Life / caravan
『調子はどうだい? 友よ
愛すべきロクデナシよ
左手にピースサインと 右手に握り拳を
歩き出すその日々が イバラの道だとしても
彼方に喜びの花が咲く様に
さあ行こう』
caravanの曲はどれも、旅にとても合う。
学生時代から、旅の曲といえばcaravanでした。
旅立ちたくなってしまうから、サラリーマンの時は聴くの自粛してたぐらい。(笑
3.11以降、インディーズに立ち戻り、出来るだけ手渡しで音楽を届けようとする姿勢に共感できて一層好きになったアーティスト。
旅の終わり / ハンバートハンバート
『家を遠く離れここまで来た
あてもなくさまよってたどり着いた
海を渡り言葉もわからぬ地で
あてもないままあなたを捜していた
こうして今あなたにまた逢えるとは
まるで家に帰ってきたみたいだよ』
長い旅の途中、振り返ると、出来事が蘇ってくる。
不思議なもので、苦しくて、早く過ぎて欲しかった時間さえも、懐かしい。
舟 / 光風&GreenMassive
『見つめ合う瞬間は 時間より長く
繋いだ手を離すよ 舟のゆくところ この舟のゆくところ
遠くまで 遠くまで 溢れる光追って
掴めば消えゆく 夕闇に
とめどなく溢れる 涙そのままに
海原ゆくのさ 舟の行くところ この舟のゆくところ』
レイドバックした調子に、切ない歌詞が沁みる。
多くの人に応援されているんだってことを思い出す。優しく背中を押されながら、前に進んでいるんだなーって感じ。
次の国に向かう、船の甲板とかで聴いたら、気持ち良さそう。
旅の人 / Junnos
『旅人のもつ その空気感
やわらかく入り込んで溶けこむ
見たことないとこ行ってきた
汚れた靴が物語るの
風の吹くまま 見たもの見たまま
感じたもの心に とどめたまま
風の吹くまま 波のゆれるさま
今は 今は 旅の人』
沖縄の小さなライブハウスで出会って、好きになった旅するミュージシャン。
いろんな旅をしてきたんだろうなーと、歌詞から想像できる。
この曲の他に、「ゆっくりラムでも。。」も好き。メキシコや、キューバをまわっている時、雰囲気に合いすぎて何度も聴いてました。
おくりびと / 久石譲
バラナシで、ガンジス河の朝日を見ながら、
イランの荒野を走るバスの中で、
グアテマラの澄んだ湖のほとりに座って、
とにかくどんな場面でも癒される。
美しい景色を一層美しくしてくれる音楽。
Departuresって、この場合は天国へ向かう人のことなんだろうけど、
旅とDepartureは、切り離せないよね。
踊ろうマチルダ / 踊ろうマチルダ
『朝が来たなら目を覚まそう
昼は太陽と共に歩いて
夕時はあかね色に染まり
夜は月明かりにゆれればいい
行こうマチルダ口ずさみながら 目的地まではまだ遠い
踊ろうマチルダ口ずさみながら 道に逸れてしまわないように』
渋い声。アイリッシュ調の哀愁漂う曲。
ウイスキーを飲みながら、聴きたい曲。
踊ろうマチルダと口ずさみながら、目的地まで、のんびり歩きたくなる。
マチルダは荷物のという意味。「マチルダ(荷物)と踊る」というのは「放浪の旅をする」といった意味だそう。
アオニトケル / レフア
『何かが好きに変わるとき 景色が色づくとき
誰かと出会うことはきっと 世界をひとつにしていく
どんなに違うとこにいても どんなに違うことをしていても
ぼくらはこうして出会う 世界がひとつになっていく
波の上をはねて笑っている光が この願いを届けるなら
地図の上に広がる無数の太い線が どこまでも碧にとけていくように』
二人が大好きなサツキさん。彼女も沖縄のライブハウスで出会って魅了された人。
“誰かと出会うことはきっと 世界をひとつにしていく ”
本当にそうだと思う。人に巡り合って、多様な価値観に触れるほど、世界はシンプルになっていく。
旅の醍醐味は出会いです。
一期一会 / 中島みゆき
『人間好きになりたいために
旅を続けてゆくのでしょう
忘れないよ遠く離れても
短い日々も 浅い縁も
忘れないで私のことより
あなたの笑顔を 忘れないで』
出会った人、忘れたくない/忘れないでいてほしい と思う。けれど何より、あなたの幸せを忘れないでと思う。
“私のことより あなたの笑顔を 忘れないで” とても共感できる言葉。
ジプシーソング / (仮)ALBATRUS
『旅に出る時だ 旅に出る時がきた
世代を乗り越えて 未来に帰り着くまで
いつか刻の向こう側で
開いたままのぼくらで
野生の大地を取り戻す
ここに種を撒こう
開いた感性の
終わりなき旅路のはじまりだよ』
旅に誘うラブソング。綺麗な景色が目の前に想像できる。
静かに聴いていたら、盛り上がってきて、踊りだしたくなる曲。
旅に出ようという言葉の中には、原発事故のあと、内部被曝の危険から遠くに逃げようという、メッセージが込められているそう。
「逃げるという言葉が禁句だった時期があります。そのときに俺は、福島や宮城や東京や群馬や埼玉の仲間たちに自分の気持ちを伝えるため沖縄の台所でつくった歌です。」