DIARY

参院選2016｜GO VOTE 7.10

2016-06-292016-06-29 sho 0 Comment 選挙, 政治, 旅, 参議院選挙, 2016

道端でも駅でも車内でも、ところ構わずゴミを捨てる人たち。
列に並んでいる人たちを尻目に、傍若無人に割り込みをする人たち。
目下の子を奴隷のように扱う人たち。不当な扱いを受けた子は、さらに下の子に同じことをする。

真面目な人が損をする場面をあまりに頻繁に見かけ、悲しくなる。
不公平が当たり前すぎて、目を背けたくなる。
そこここで、負の連鎖が起こっている。

生活排水とゴミで真っ黒に濁った川。
無秩序にビルの建設が進み、畑や緑が減っていく街。
交通渋滞と排気ガスの都市。

そういうものに直面すると、いっそ、
人間なんて居なくなってしまった方がいいんじゃないか。
ネガティブになる日もある。

それでも、前を向けるのは、それ以上に希望に出会えるから。
未来を良くしようって、日々を営んでいる人たちや、
取り組みを続けているコミュニティーに出会えるから。

彼らがしている本気で具体的な実践を、もっと多くの人がしなければと思う。
そんな時、早く帰って出来ることをしたいと、もどかしく思う。

旅に出た理由

2012年冬、衆議院選挙。
2013年夏、参議院選挙。

まだまだ政治って言葉が、自分の中で上滑りしていたけれど、
初めて家族や友だちと政治の話をした。

選挙フェスが終わって、私たちは考えた。
一体、自分たちに何が出来るんだろう。
受け入れてくれた人、敬遠した人、茶化した人。
すでに動き出している人。

当たり前みたいに、わくわく話せるようにはどうしたらいいんだろう。
夢を語るのに、なんでこんなに緊張しないといけないんだろう。

そうだ。
自分たちの描く将来、暮らしを実現させよう。
Minorityと呼ばれる社会ではなくて、Diversityのある社会へ。
もっとたくさんの人に、こんな生き方があるんだって、
それも良いなって思ってもらいたい。

2015年春、旅に出ると決めた私たち。
世界で、すでに始まっている、または昔から続いている、
AlternativeでSustainableな暮らしを、見て学ぶために。
住民票を抜いて、選挙権を失った。

現在進行形で起こっていること

いま、改憲の瀬戸際に立っている参議院選挙。
SNSやネットで入ってくる情報。焦る。何もできない。
海外で国会の中継を動画で見る。改憲草案を読む。ふざけるな。
渦中に入れない、歯がゆい。

だから、今度の選挙で選挙権を持つ友人たちに、伝えたい。
どうか、選挙に行ってほしい、投票してほしい。

家にいてテレビを観て、ちょちょっと決めるんじゃなくて、
色んな媒体を駆使して情報を集めて、足を使って街頭演説聴きに行って、
自分の意見をはっきりさせて、それを近しい人たちと話してほしい。

旅の先々で、政治の話をする。
それは時に、経済だったり、歴史だったり、音楽だったり、宗教だったり。
境界線はあいまいだ。
固くなる場面じゃなく、自分の趣味とか、学校の話とかと同じように、
日常にあるもの。

ミュージシャン・三宅洋平

東京選挙区で立候補した三宅洋平氏。
彼を知ったのは、選挙フェスより少し前。
震災後の沖縄、Liveを聴いてから大好きになったアーティスト。

街頭演説。
振り絞るように、全霊を込めて、語りかける。
東京選挙区の人も、そうでない人も、
一度でいいから、見た目とか色んな先入観を振り払って、
彼の言葉を聴いてみてください。

等身大で、誠実で、パワフル。
きっと動き出したくて、むずむずしてくるはず。
今まで一回も選挙行かなかった弟(23)が、
彼の動画を観て、今週末の選挙フェス行くとの連絡が！
いぇい！

私たちは三宅洋平氏を応援しているけど、
ここでお願いしたいのは、三宅洋平氏に投票してほしいということではない。
彼の話を聞くと、自分で考えて候補者を選ぼうという気にさせられる。
みんなが、それぞれ、自分の夢や将来に寄り添う候補者を見つけてほしい。
残り少ない選挙期間、向き合って問いかけて、全力で走り抜けてください。