オフグリッドに暮らす人|ハワイ島、自然を愛する活動家のファーム

ハワイ島の小さな町パホア。中心地から離れ、山の方に少し走ったところにある小さなファーム。

その名も Freedom Farm

この農場に、しばらく滞在していました。
竹の収穫を手伝う代わりに、寝床と食事、そして暮らしの術や考え方を学ばせてもらいます。

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ここには、電線も水道もありません。オフグリッドです。
ソーラーパネルと、雨水タンク、ガスボンベがライフライン。

 

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約2.5エーカー(3000坪)のファームの中にオフィス、キッチン、寝室という具合にそれぞれの建物が建っています。
果物が沢山。バナナ、パパイヤ、アセロラ、マンゴー、柑橘類、カカオ。タロイモや野菜もあります。
ハワイでは竹は建材などに高い需要があるそうで、その為にファームの周りで竹を育てています。

 

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オーナーのshare。普段は彼女が主に一人で家事、作物の収穫、動物達の世話をしています。

 

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shareがファームを歩くと、着いて来るカモ and アヒルたち。母さんカモは赤ちゃんたちをほったらかして、餌を食べに来ます。

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ファーム内を自由に駆け回るボイボイ。

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Shareの旦那さんのRoger。
RogerはCannabis sacrament Minister (マリファナ牧師)で、大麻の栽培のライセンスを持っていました。
その筋の活動家でもあります。スピーチが得意で、アメリカのホームドラマに出てくる感じのジェスチャーが目の前で繰り広げられる。

 

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日本の雑誌、SPECTATOR(2009年)にも載ったことがあるよーって。

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自慢のオフィス。今は新しい本を執筆中。

ここに住むShareとRogerは、二人とも信念を持った活動家。
権力や政府の悪い部分にNOと言うリーダー。僕たちが滞在している間にも、町に出て集会をする日がありました。

とてもエネルギーがいる生活。

「ストレスでしわだらけだわ」
Shareが時々見せる疲れた表情は心に残ります。

でも、生活のリズムはとても健康的。
朝から海に行って泳いだり、ココナッツを広いにビーチに行ったり、ヨガもするし、メディテーションも好きだって。
食事も自給できないものはオーガニック系の店で買うし。
そんな二面性のあるライフスタイル。
自分を削る活動と、豊かな生活。

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旅中につき食生活が乱れていた僕たちにとって、Shareの料理は体に染み渡りました。

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キッチン。広くて心地いい。奥にあるプランターや裏にある畑から野菜やハーブを摘んでくる。

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キッチンとダイニング外観。日本のビニルハウスの強化版みたいな建物。土間なのがとても便利。
ちなみに外についてるソーラーパネル、
「間違えてアラスカ用の方角で設置してあるから、発電効率が悪いんだよ。困ったもんだ。」って
早く直せばいいのに。

 

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僕たちが泊まってた建物。テラスと、

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6畳間くらいのベッド室。
十分な広さ。

 

 

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パワフルな二人と一緒に過ごした日々。自給自足に近い暮らしの愉しさと大変さ。ハワイ島の豊富な自然に合った、豊かな生活。とても素敵でした。

 

ここでの生活は先日終わり、
今は両親が遊びに来ています。logotatsuya-01

RogerのHP
http://the-last-marijuana-trial.com/

2 thoughts on “オフグリッドに暮らす人|ハワイ島、自然を愛する活動家のファーム

  • 2015-05-22 at 7:13 PM
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    覚えていますか?クケアロハで一緒だったひろしです。僕は2か月間のハワイ島滞在を終えて、数日前に日本に帰りました。もともとは日本の政治家に怒り、有権者に失望し、沖縄の有権者だけがまともな良識を持った人たちだと思い、日本を捨てて海外に住みたいと思っていた。辺野古への座り込みもしようかと思ったくらいにね。それもあってハワイ島に住んでみたんだけど、今でも政治を生活の中心に据えてしっかりと要求し、団結して行動するまともな人たちのいる国で暮らしたいという思いはあります。ところでクケアロハではなぜか女性ばかりが来て人生で一番モテました。
    二人のブログを見て、しっかりと異文化や人を観察し、考察し、吸収しながら旅を続けている姿勢に感服しています。きっと貴方達はこれからもこの旅を通して人間的に大きく成長していくことでしょうね。貴方達のこれからの旅を楽しみにしています。どうかお身体に気を付けて素晴らしい旅を続けて下さいね。またメールしますね。

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    • 2015-05-23 at 4:38 PM
      Permalink

      洋さん、お久しぶりです!あの宿に泊まって唯一の救いは洋さんとの出会いでした、忘れるわけがありません。笑
      でも洋さんにとって、(モテるって)メリットもあったんですね!よかった!
      そうだったんですね…もっとたくさん話せばよかったです。基地そして辺野古・高江のこと、原発のこと、TPPのこと。失望と憤りばっかり。いくら選挙に行っても何も変わらないし、デモや座込みに行っても変わらない。現にあの選挙で、沖縄は無視されるようになっただけでした。アツくなればなるほど、友だちから敬遠されるし…笑
      でも、どこかの国で自分たちになかった発想やアプローチで変わっていった歴史や土地があるんじゃないかな、と期待しています。ちゃんと旅先で吸収できているのか、最大限のことが出来たのか、いつも不安で自信がありません。
      日本に帰ったら、湯治に連れてってください。あの約束楽しみにしてるんですよ〜♪

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